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忘八者さんの「怪奇シネマ美少女館」BBSより
「新幹線大爆破」1975 佐藤純彌監督 高倉健主演

時速80キロ以下に落すと爆発する新幹線から
乗客を救い出すという本格サスペンス映画。
まるでキアヌ・リーブス主演「スピード」ですね。パクられた?
当時、国鉄の協力が得られず(日本はこういうところがダメだね)
全編、ミニチュアセットで作られてるそうです。

全て脚色なしで、投稿文をそのまま掲載しました。
(機種依存文字は勝手ながら修正いたしました。)
ホスト名などの個人情報は削除してあります。
他に不都合があれば遠慮無く言って下さい。善処いたします。

ご協力を戴いた全ての方に感謝いたします。
古地留知夫 2002.9.16
掟破りの『新幹線大爆破』ネタバレ論考 投稿者:存 英雄  投稿日: 8月20日(火)02時40分16秒
♪この投稿には上記作品のトリック、ストーリー展開等が完全にバレてしまう部分が含まれています。未見の皆様におかれては、どうかご容赦ください♪
●忘八者さんと、メールで『新幹線大爆破』に関する意見の交換を、2人でシンミリとやっておりました。僕は「不満の多い物語だ」と訴え、忘八さんは「いや十分に傑作だと思う」と主張されています。実は僕も、この映画を嫌いではありませんし、忘八さんが“ここが優れている”と指摘する部分については、基本的に同意見なのです。しかし『新幹線大爆破』は事前に犯罪ミステリーの大傑作!という世評が高く、ものすごく期待が膨らんでいたため“ディテール”に納得のいかない箇所が多すぎ、9時間で健さんがつかまるという展開に持っていくためのシナリオの強引さ・偶然に頼った筋運びが、どうしても気になるのです。以下に、脚本上のそうした不満箇所を粘っこく挙げてみます。
●北海道の「試験爆破」犯行現場の近辺に、山本 圭が「銀紙に指紋のついたタバコの空き箱」を捨て、それにより過去の犯罪記録から身元を割り出された。元“過激派の闘士”にしてはウカツすぎる。
●犯人の要求は「百ドル紙幣で、300万ドル…でしたっけ?」。国鉄に、あんな短時間で巨額の外貨が用意できるものではないという気がするのですが(まぁ金の用意に9時間かかれば、その時には乗客は全員死んで話しは終わり…なんですが)。
●健さんの手下のバイクの若者が、普段は人のいない山奥の渓谷の上から、見事にドルの入ったジェラルミンケースを吊り上げたと思ったら、そこに突然、某大学柔道部の集団がトレーニングのために山歩きにやってきてハチアワセし、妨害される……。綿密に仕組まれた「金の受け渡し計画」が崩れ去る場面の理由としては、ちと安易過ぎ。
●ボディに警視庁と書かれた車(つまりパトカー)が道を走っていても、ほとんど注意をせず、さりげなく道の端によってやりすごす事もない堂々たる歩行の山本 圭。そのためパトカー内にいた刑事が偶然に(笑)彼を発見し「アッあんなところを犯人が歩いている!スゴイ偶然だ!」と驚いて追いかけられる…。北海道の空港でその前に一度、刑事に見張られていると分かっている元“過激派の闘士”のやるミスじゃないよ〜。
●健さんが「爆弾の解除方法」を示した書類をあずけた喫茶店に、警察が急行すると、なんとその喫茶店が火事になっており…書類は消滅。都内で毎日、いったいどのくらいの火事件数があるのかは知りませんが、いくらなんでもこの偶然は無理があり過ぎ。
●健さんを裏切った仲間が警察に別件逮捕されて、九州に護送される際、またまた偶然にも爆弾を仕掛けたその新幹線にズバリ、彼(郷エイジ)が乗車…。この偶然も確率低過ぎぃ。
●その裏切り者が「健さんのパスポート用の偽名」を警察に明かすことは十分に考えられるので、まんまと裏をかいて「もうひとつの別の偽名のパスポート」で飛行機に乗り込もうとする健さん。だが、搭乗口に別れた妻子と刑事がいて、面が割れてしまい…あえなく挫折。偽名がばれている事を計算に入れて第2のパスポートを用意するのなら、なぜ「使用便と渡航先」は元のままに据え置くのか???健さん(知能犯)の、その安易さが納得いきません。

で、最後にもうひとつだけ。北海道の「試験爆破」に使われた爆破装置を当然、警察は最大の物的証拠として必死で捜査しますよね。その装置の元ネタが「特注品の新幹線の計器部品」と分かった時点で、「それを作った会社の倒産した(きっとお金に困っている)社長」は、容疑者リストに載ります。つまり他にどんな偶然のミスが重なろうと重なるまいと、「試験爆破」を敢行すれば健さんは容疑者になるのです。ですが「試験爆破」無しでは、国鉄側が「スピードが落ちると自然に爆弾が爆発する特殊な仕掛け」の実在を、信じるはずはありません。よって脅迫の成功には、「試験爆破」の実行は不可欠です。ところが「試験爆破」をやると、その装置を作った倒産した機械工場の社長は絶対に疑われる……。よって私がもし犯人ならば「何とかして本番とは違う装置で、試験爆破を行えないのか?」または「試験爆破無しに、特殊爆破装置の実在を国鉄に信じさせる方法は本当にないのか?」という部分に、全身全霊、知恵を絞ると思うのですよ。後者については3日間、考え続けている(ゴクロー)のですけど思いつかないのですが。
<追伸>健さんへ→逆探知を避けるために「無関係な国鉄の駅の駅長室に突然電話をかける」という撹乱戦法を、あなたは最後に1回だけ使いますが…電話する際には「毎回必ずその方法を使う」ほうが随分、作戦の安全度が増したのではないでしょうか。
RE:『新幹線大爆破』 投稿者:シン  投稿日: 8月20日(火)04時15分26秒
>存さん

楽しく拝見させて頂きました。
ご指摘は全て、ごもっともだと思います。
ようするに、犯人側がバカばかりで、思いも寄らない偶然が重なり過ぎたという事ですよね。
それは大いに分かります。

ただ、映画の作り手側としては、
新幹線が、東京から博多に着くまでの9時間で、
何とか事件を解決しなければならない=新幹線は爆破されない
という所から脚本を練っているの(しかも映画は2時間半)で、
ある程度は、しょうがないのではないでしょうか…?
その間に、どんなトラブルやサスペンスを盛り込むか、
というのに重点が置かれていたからだと思います。

※映像化されなかったアイデアでは、
突然起きた地震で送電がストップし、六甲トンネル内で、新幹線のスピードが落ちていく…
というのもあったらしいです。

偶然があまりに多すぎるという点では、
森村誠一の小説なんかは、そんなのばっかりでしたし、
映画化された『人間の証明』や『野性の証明』なんか、
色んな人に突っ込まれまくっていますが、
(西村寿行の『黄金の犬』も!)
『新幹線大爆破』にはそういった事があまり見当たらない(存さんが初めて!?)という事は、
やはり、映画として面白ければ、突っ込みたくても突っ込めない
突っ込む暇もない…という事なのではないでしょうか…?
(突っ込まれる映画っていうのは、往々にしてつまらない映画ばかりですもんね)

言われてみれば、確かにその通りなんですけどね。
ま、大目に見てやって下さい(笑)。


因みに

>山本 圭が「銀紙に指紋のついたタバコの空き箱」を捨て、

この部分は、確か、タバコの吸い殻だったと思います。
吸い殻に付いていた唾液と指紋から、山本圭の身元が割れたのだと思います。

http://isweb32.infoseek.co.jp/cinema/action70/cinema/action70/

『新幹線大爆破』追記 投稿者:シン  投稿日: 8月20日(火)04時25分00秒
ラストで健さんが射殺されるのは、大いに納得いかなぁ。
丹波哲郎(特別出演)が、「場合によっては射殺しても構わん!」と言ったからですが、
何の根拠・権限があってそんな事を言うのやら…。

大体、犯人たちは、この事件で誰も殺していない(胎児の死亡除く)のに、
●パトカーに追われて事故死
●警察に囲まれて自爆死
●逃亡を図って射殺
と、犯人側はみんな、警察によって殺されていますもんね〜(郷エイジ除く)。

健さんが射殺される際に流れるヘンに劇的な音楽も、全然画面に合ってなかったし…。
『新幹線大爆破』ネタバレレス(未見の方はご遠慮下さい!) 投稿者:忘八者  投稿日: 8月21日(水)00時01分05秒
★存さん、シンさん
>『新幹線大爆破』忘八さんは「いや十分に傑作だと思う」と主張されています
う〜ん…確かにそうなんですが、忘八の見たのは20数年前なんで
映画の見方がかなり甘かった部分もあると思います!
(多分、見た時は小学校だったと思いますので…)
当時は、もうひたすら「新幹線が爆破される!危機一髪だ!」って、そればっかりでしたから…
存さんのメールにも書いた事と大体同じなんですが
あの映画のいい所は、やっぱり「勢い」がある所でしょう…
『インデペンデンス・ディ』が様々な矛盾を孕みながら
(少なくとも一般の映画ファンには)好評を博した様に『新幹線〜』も又、
「勢い」で最後まで突っ走しってしまう所があると思います!
爆弾除去の為に新幹線と平走し、ガスボンベを搬送しようとするシーンの
緊張感!更に「もうひとつ爆弾があるかも?でも、新幹線止めちゃえ!」
ってシーンのサスペンス!子供心には「おおおおお〜!!」の連続でした!
しかし、存さんのカキコを読んでると、ま、たくさんの安直と言うか
「御都合主義」的脚本が際立ってますね〜
確かに偶然の連続と犯人の「殆ど自爆同然」の安易な行動…
かなり問題アリで存さんの納得がいかないのも大いに理解出来ます!
忘八も昔の記憶だけでモノを言うのも何なんで
近日中に再見してみます!(確か、テレビで録画したのがあった筈!)
でも、多分、今見たらいろいろ問題があるんでしょうね…(不安)

>パトカー内にいた刑事が偶然に(笑)彼を発見し
>「アッあんなところを犯人が歩いている!スゴイ偶然だ!」
う〜ん…本当にこんなシーンがあるんですか…
確かに物凄くご都合主義な脚本ですね…(ちょっと驚いてます!)殆ど
「映画の脚本においてやってはならん事」レベルですね…(汗)

>別件逮捕されて、九州に護送される際、またまた偶然にも爆弾を仕掛けた
>その新幹線にズバリ、彼(郷エイジ)が乗車…
ううう…本当にそんな話なんですか…
マジでご都合主義です…絶句!(汗)

>「試験爆破無しに、特殊爆破装置の実在を国鉄に信じさせる方法は本当にないのか?」
ははは…さすがミステリー好きの存さんですね!
忘八も今日は仕事やりながら考えてました!
実際に爆破可能な爆弾の設計図を国鉄に送りつけると言うのは如何でしょうか?
あ、でも、コレでも結局警察が「この設計図の部品を作れるメーカー」を探すって事で
足がつきますね…
(それに設計図だけでは国鉄も犯人の要求に動きませんね!)
う〜ん…この様な爆弾製造する時は、「犯人が爆弾を一から十まで全て自分で製造できる」か
「数社から大量に製造されてる部品(少なくとも特注部品では駄目!)で作る」の
どちらかじゃないと絶対に足がつきますね!
「犯罪に使用する爆弾の部品」を一般企業に特注で外注に出すってのは
犯人にとって正に自殺行為以外何者でもないです!(笑)

>※映像化されなかったアイデアでは、突然起きた地震で
>送電がストップし、六甲トンネル内で、新幹線のスピードが落ちていく…
コレこそ物凄い偶然!偶然にも程がある!(笑)
映像化されなくって本当に良かったです!(笑)
『新幹線』飛ばし過ぎて、少々自戒 投稿者:存 英雄  投稿日: 8月21日(水)03時10分49秒
♪シンさん・忘八者さん♪
新幹線レス、ありがとうございます。まずは前回の自分の投稿、書き方をちょっと飛ばし過ぎた反動ということで自戒・反省を少し記入。
>パトカー内にいた刑事が偶然に(笑)彼を発見し
>「アッあんなところを犯人が歩いている!スゴイ偶然だ!」
>う〜ん…本当にこんなシーンがあるんですか…
ここんとこは、やや皮肉っぽく書きすぎました。「アッあんなところを犯人が歩いている!スゴイ偶然だ!」なんていう刑事のセリフは、映画中には有りません。「 」内の文章は、そんな感じのシーンに対する“僕の主観的な要約”描写です。誤解させて失礼しました。
それからミステリー(小説・映画ほか)の評論の世界では本当は、フィクションに登場する架空の人物に対して「この男がこんな行動に出るのは不自然だ」というような批評のしかたは“素人ぽい”批評法と言われておりまして、あまりスマートではありません。それが野暮であることは重々、承知しておるのですが、つい「やっちゃった」てな感じですね。
●で、今日は、もういちど『新幹線大爆破』を早送りで見直しました(こんなことは時間の関係で普段めったにしないのですよん)。山本 圭の「身元割れ」の原因(物的証拠)は、やはり「タバコの銀紙の指紋」とセリフで説明されていました。唾液は、被疑者を拘束して本人からとった採取物と比較しないと証拠合わせが出来ませんし。
●高倉 健の要求金額は300万ドルと書きましたが、恐喝シーンを見直すと「500万ドル」でした。おいおい、そんなのますますスグには100ドル札で揃わんぞ!と突っ込みたくなるワタシ。『サブウエイ・パニック』なんか、100万ドル揃えるのにNY市長が悩んでいました。おまけに100ドル札×百枚のブアツイのが500束、果たしてジェラルミンケース1個に入るのでしょうか?
●シンさんの投稿を読んで「その通り!」と膝を叩いたのが、警察の行動規範の描き方の出鱈目さ。偶然通りがかった柔道部員に「そいつは爆弾犯人なんだ。捕まえてくれ」なんて、警察はマズ言いません。犯人が銃器や凶器を持っていて、その柔道部員が殺された時は大問題になりますからね〜。ましてやシンさんの言う通り、人を1名も殺していない健さん(銃器未所有)をラストに撃ち殺すなんて、まさに非常識。日本は法治国家ですぞ!と叫びたい。

>偶然があまりに多すぎるという点では、『人間の証明』や『野性の証明』なんか、
>色んな人に突っ込まれまくっていますが(西村寿行の『黄金の犬』も!)
コレも確かに、おっしゃる通り。かわうそさ〜ん、『黄金の犬』楽しみに待ってますねぇ。でも僕はきっと『黄金の犬』を見ても突っ込まないような気がするのですよ。なぜなら『新幹線大爆破』は時限サスペンスパニック&人間葛藤ドラマの部分は、勢いとか熱いものが感じられるのに、惜しい事に「ミステリー」の箇所だけがご都合主義で、それでヒトコト言ってやりたくなるのです。
なお「試験爆破」を実行せずに、「速度が一定以下になると爆発する特殊装置の存在を国鉄側に信じさせる方法」は、まだ思いつきません。これが出てくれば、『新幹線大爆破』のリメイク脚本が書けるのにな〜。
新幹線は爆発だ!@岡本 太郎(うそ) 投稿者:かわうそ  投稿日: 8月22日(木)05時53分08秒
 いやぁ〜、ガラにもなく↓で自身の幼稚な体験談などと
共に、説教爺さんみたいな真似までしちゃい失礼しました。
やっぱ、いつものようにアホな事でもカキコッている方が、
全然お似合いってか。(^^;トホホホ...)

*新幹線大爆破な皆さま
 公開当時、父親と一緒に観に行きましたよ『新幹線大爆破』
記憶だと、『名探偵登場』を「松竹座」で観た後に(先かも)、
近くの劇場(館名失念)で鑑賞したはずですけども...
公開時期とか間違ってませんかねェ〜?(^^;
なんせ子供ん時の話ですし、記憶違いしてなければ良いけど。

 それは置いておいてですね。
残念なことに、父親が上映途中で帰ると言い出しまして、
『新幹線〜』は途中までしか見れなかった情けなく悲しい
思い出が、一番強烈に残っていたりします。(涙)

 そんなハンパ野郎の言うことで恐縮なんですが、
当時の(作品自体の出来うんぬんではない)評価として、
クライマックスで新幹線が爆発しないから「ダメな映画」と、
学校とかで話題になりませんでした?
(私程度の)小学生レベルだと、犯人の動機だとか、
警察側の捜査状況の息詰まる展開だとかよりも、
ただただ単純に、「あの新幹線が大爆発する場面」のみ(!)を
作品に期待していたのに、実際はアレでしょう〜。(^^;
こおゆう態度は、画的に派手な見せ場のみ(!)を見たい小学生
からすると、折角、材料は整っているにも関わらず。
子供の地点からは関係ない「大人同士の理由」で、
「追っかけこ」に終始しちゃった『新幹線大爆破』は、
駄作と位置ずける、「全体的な動き」って、なかったですか?
(私んとこの学校...牽いては、俺が居たクラスだけだったの?)

なんとも当時の風潮として、
「爆発してナンボ」みたいな、民衆の声があったよ〜な気が...
「新幹線大爆破」 投稿者:Hossi-Y  投稿日: 8月22日(木)17時11分07秒
私も本来のテーマでの書込みです。
昨日、皆さんのご意見を参考に「新幹線大爆破」を見直してみました。そこで感じたことは次の通りです。少し的外れがあるかも知れませんが、お許し下さい。

1.健さんの最後の射殺は最初から決まっていて、それに繋がるようにストーリーを組み立てたのではのではないでしょうか? だって、捕まるにしても、飛行機で海外へ逃亡できたとしても、結末としてはどうしても健さんに不似合いな気がします。やはり、健さんのニヒリスティックな犯行には、国家権力によって押しつぶされて射殺されるのが一番似合うと思いました。(単純すぎる発想ですが。)

2.私が不合理と思った点
・15分で爆破装置が本当に取り付けられるだろうか?
新幹線が入線し、発車するまでの15分間で清掃員に成りすました犯人が、新新幹線の下に潜り込み、爆破装置を取り付け、車輪の回転を正確に検出できるようにセットできるのでしょうか? さらに、犯人はその新幹線に乗る逮捕された仲間(郷エイジ)を目撃していますので、その前又は後に取り付けるにしても更に時間は短縮されます。
・何故健さんは電話での逆探知の出来ない時間を知っているのだろうか?
これって、よく日本の犯罪映画で見られる内容ですが、少なくても私は「逆探知の出来ない時間は○○秒以下」なんて知りません。私だけが知らなくて、世間一般では公知の事実なのでしょうか?
・タバコの銀紙をどうやって探したのでしょうか?
以前私がタバコを吸っていた時のことを考えたのですが、銀紙に指紋が残るとすれば、新しく封を切る時で、その銀紙なんて丸めてかそのまま捨ててしまえば、殆ど拾い集めることなんか出来ないと思いますが、どうでしょう。まして、クチャクチャに丸めてあれば、小さくもあり指紋の検出はできるのでしょうか?(日本の警察の科学力は私達が想像する以上のものがあるのでしょうか?)
・手配写真とそっくりの古賀なんているのでしょうか?
少なくても古賀は学生運動のベテランのようです。だとすれば、逮捕されて撮影された時と殆ど変わらない容貌で外をうろついているとは思えないのです。髪型を変えるとか、ヒゲをはやすとかすると思うのですが。)
・爆弾を仕掛けられた新幹線の前を行く新幹線が故障で立ち往生?
問題の新幹線の先を行く新幹線が故障で立ち往生しているから、それを避けるために反対方向の線路を進行させてしまうのですが、この偶然もかなり強引ですね。(新幹線って、実は私達が知らないだけで、毎日何回か故障で止まっているとか。)
などなど色々考えながら見ていると、?と思えることが随分あります。しかし、それを分かっていても面白い映画であることは確かでした。

尚、本物の列車を爆破しないで国鉄側に爆弾の信憑性を信じさせるアイデアは考えつきませんでした。50のカチカチ頭では、柔軟な発想は所詮無理ですね。
逆探と指紋に関する不正確?情報 投稿者:存 英雄  投稿日: 8月23日(金)02時25分03秒
♪かわうそさん♪
>又、昼夜問わず芝居小屋でうつつを抜かすとは、言語道断
いえいえ、そんなぁ。かわうそさんを突っ込んだり、催促するようなつもりは無かったのですが、ついオーバーに呼びかけてしまいました。ところで「芝居小屋」って何処の?九条方面でしょうか?いや九条OSとか、そっちの歌舞音曲のほうではなくって(笑)。

♪Hossi-Yさん♪
逆探知の出来ない時間についてなんですが、1990年代の頃は、おおよそ90秒くらいまでならOKと言われていたような気がします。しかし21世紀に入ってからは警察側の技術も進歩し、確信はないのですが今では30秒程度でも逆探可能なのではないでしょうか?この“逆探限界時間に関する技術進歩”について、警察は積極的に情報を開示したがりません。誘拐犯などが、その最新情報を知らずに長く電話をしてくれれば逮捕しやすくなるためです(その逆を警察は恐れています)。
誘拐事件の時、マスコミに緘口令が出されるのは常識ですが、事件解決後も警察はたとえば「犯人からの3回目の電話が○○秒を超えたので逆探知でき、それが逮捕の決め手になった」というような記者発表を誇らしげに行なういっぽうで、「あっ!今の談話の中の○○秒という数字は今後の捜査の妨げになるかもしれないから、オフレコね」てな感じで報道に規制をかけてきます。でも以前、比較的最近の誘拐事件解決の際に、オフレコを強く命令しなかったために記者が勇み足で書いてしまう出来事があり、それで“かなり昔よりも警察の逆探の技術は進歩している”というのが犯罪者業界の共通認識になっているもようです。気になる方は、過去の新聞記事検索のサイトで、いろんな誘拐事件の報道記録をチェックしてみてください(笑)。
続いて下記のPART2 投稿者:存 英雄  投稿日: 8月23日(金)02時26分32秒
次に「指紋のついた煙草の箱」の件なんですが、駅周辺をしらみつぶしにあたり、犯人の遺留品の可能性がある様々な物をゴミやら煙草やら紙切れやら片っ端からチェックして、過去の犯罪履歴者の指紋と照合するわけですから本当は「あんな短時間でのチェックは不可能」と見るのが妥当でしょう。ただしこれは「捜査対象範囲面積と収集物品数が相当に多くなるだろう」という物理的な問題の部分でのことです。
もしも山本 圭が煙草の箱を捨てたのが“侵入時に切断して入った金網のすぐそば”とか、明らかに犯人の遺留品である可能性がメチャメチャ高い場所に落ちていて、最優先照合をしたときには照合時間はかなり早いはずです。日本の警視庁が使用している『コンピュータ指紋照合システム』は、警視庁と日本IBM(記憶違いでしたらスイマセン)が全面提携開発した世界でも有数の優秀なもので、検索のスピードと正確さは凄いそうです。
皆さんは指紋の照合というと、「指紋という人間の指先にある紋様が各人ごと・指ごとに絵柄が違うので、その図像の類似性で照合する」とお思いではないでしょうか?
実際には、それだけではないようなのです。だって単に「紋様・図像・絵柄」として自分の指紋をシゲシゲと眺めてみてください。何十億人と人間がいるのですから、少々よく似た紋様の指の持ち主なんて、けっこう他にもいそうじゃないか!!!と素朴に疑問に思いませんか。このように「絵柄」としてだけで見ると、似たような指紋の持ち主は数多くいて、そんなアナログな判定アプローチのみに頼っては正確な指紋判定は出来ません。
では、どうやって警視庁のコンピュータはデジタルに指紋の類似性を判定するのか?実は我々の指紋は肉眼で見ると「つながった線による紋様」に見えますが、これを拡大すると実際には何千という箇所に「途切れ」があります。決して連続した一本の線ではないのです。従って“仮に紋様として捉えると同一に見える、とてもよく似た指紋”であったとしても、自分の指紋と他人の指紋が「拡大した時に途切れている無数の箇所まで完全一致すること」はありえません。これが「同じ指紋の人間は世界に2人いない」ということなのです。
警視庁のコンピュータは、上記の「途切れのある部分」に着目してデジタルに、正確に指紋の情報を判別してくれるわけですね。鮮明な指紋ほど証拠能力が高いというのは、「紋様」だけのことではなく「途切れ」のことを意味しています。表面がツルツルしたものほど指紋は鮮明に残りやすいので、ゆえにクシャクシャに丸めて捨てた煙草の箱の銀紙に残された部分的な指紋であっても、「紋様と途切れ」の両方でチェックすれば、かなり正確な絞込みが可能と想像します。対抗手段は、指先を塩酸で焼く(笑)しかないようですね。
しかし、それにしても『爆弾取り付けに要する実際の時間』と『面相をかたくなに変えない律儀な犯罪者=山本 圭』に関するご指摘は、まったくその通り!と手を打ちましたですハイ。
※僕がこのような犯罪捜査の情報に興味を持っているのは「日頃から犯罪を計画中の人」だからではありましぇん。元「推理小説研究会」出身だからで〜す。皆さま、何卒、誤解めされぬように…。
恐れ入りました!! 投稿者:Hossi-Y  投稿日: 8月23日(金)17時45分47秒
◎存 英雄さん
本当によくご存知ですね。恐れ入りました。どうせ映画を見るなら、そこまで見抜くことも必要なんですね。私は映画でも音楽でも部分的な拘りよりも、全体のムードに浸ってしまうほうなので、なかなか細かい所まで目が届きません。
今後も参考にさせて頂きますので、宜しくお願いします。
存さん、Hossi-Yさんらの 投稿者:古地留知夫  投稿日: 8月23日(金)21時00分22秒
今までの投稿文を丸写しするだけで、1ページ以上(新しいページが)作れます。
ください、ウチのHPに。ミステリコーナーを作りますから。マジ。
どうでしょうか?忘八さん、このまま(いずれ)消えてしまうのは勿体無いです。
古地さん、どもども。 投稿者:存 英雄  投稿日: 8月24日(土)04時39分57秒
♪古地さんへ♪
>今までの投稿文を丸写しするだけで、1ページ以上(新しいページが)作れます。
>ください、ウチのHPに。ミステリコーナーを作りますから。マジ。
いやあ、ホントにマジですか、古地さん。ご理解頂いていると思うのですが、僕がこれだけしつこく『新幹線大爆破』について突っ込むということは、要はこの映画が好きで、“もっとこうすれば更に面白い映画になるのに”と、まるでリメイクを依頼された脚本家気分でこの映画を題材に様々な話題を喚起したいと願っているからなのです。
ですから古地さんも僕同様この映画を好きで興味をお持ちで、『新幹線大爆破』で描かれた犯罪計画を徹底的にチェックする!というような視点から貴HPにミステリーコーナーを作ってくださるのでしたら、僕の長い駄文については、自由に引用・編集等をなさってくださればOK&たいへん光栄です。あとで犯罪捜査学・法医学・鑑識学etcの面で間違った記述が発見されれば、それは存 英雄自身が文責ですので(笑)。
ところで「本番と同じ装置を使わずに試験爆破を行なう方法」を、ようやく思いつきました。あまりハードなトリックではなく、心理的な盲点に訴える系統の小手先トリックですが。でも、この部分のトリック&ロジックをポイントに「こうすれば新幹線大爆破の脚本は、ミステリー的にもっと良くなる」というリメイクプランが構築できそうな気がしてきました。もしも古地さんが、本当にこの映画に関する推理論争のコーナーをHPに作ってくださるのでしたら、「徹底検証!いかにして新幹線爆破計画でJRを脅して金品を巻き上げるか?NEWシナリオ骨子」を作成して、発表いたしますよん。『新・新幹線大爆破』の想定リメイクの、キャスティングイメージも付けて。
<追伸>山本 圭の元・過激派闘士に、言ってやりたいことが、もうひとつ出てきました。「山本さ〜ん、犯罪を遂行する時にはなるべく手袋をはめましょう。ましてや犯行現場は北海道なのですから(笑)。手袋をはめたまま新しいタバコの箱の封を切るのは面倒ですが、その場合は医者が使うようなゴム手袋や、家事用(手荒れ防止用)のビニールの手袋を活用してください」以上であります(笑)。
「新幹線大爆破」 投稿者:Hossi-Y  投稿日: 8月24日(土)09時18分12秒
◎存 英雄さん
「新幹線大爆破」のリメイクシナリオなんて、凄い企画すね。楽しみです。必ず実現して下さい。
その時は、やっぱり最後に健さんは射殺でENDがいいです。勝手な希望です。(キャストが健さんでなければ拘りません。)

◎古地留知夫さん
私の書込みがお役に立つなら、自由にお使い下さい。あまりに鋭い突っ込みになっていないのが恥ずかしいです。
シンさんの論評も引用をよろしく… 投稿者:存 英雄  投稿日: 8月24日(土)11時32分17秒
♪古地さんへ♪
えー、シンさんご本人に代わって、勝手に申し上げてしまいますが……僕の投稿に真っ先に反応してくださったシンさんの論評も、もちろん引用・構成をよろしくお願いしますね。OKですよね?シンさん?
♪Hossi-Yさん♪
>「新幹線大爆破」のリメイクシナリオなんて、凄い企画すね。楽しみです
す、すいません、ゴメンナサイ。『シナリオ』ではなくて、『シナリオの骨子』を書いてみる計画でございます。あくまでも『骨子』ということで、完全な脚本の形からはまったく程遠い“あらすじ”レベルのものになると思いますので、ご勘弁くださ〜い(シナリオ制作の勉強なんて、したことが無いもんでハイ)。なお主人公は、興行政策上の都合も加味して(笑)、もっと若返らせる予定です。
SUPER EXPRESS109 投稿者:ツカ  投稿日: 8月25日(日)05時30分10秒
『新幹線大爆破』のフランスでの公開のタイトル。日本よりもフランス、パリでのヒットが、8週間に及ぶロングラン。日本公開は152分。フランス公開は100分。削除された所は→以下チラシの解説より「日本人では理解出来ない部分、例えば不況によって倒産した中小企業の社長が世の中の矛盾に反発して、この計画の立案するくだりの様な人間関係がからむ部分を整理し、爆弾を抱いたまま走る超特急と、それを操作する国鉄の新幹線総局の努力、大捜査陣と犯人のかけひきと云う、スリルとサスペンスの部分だけを引き出して1時間40分に再編集された。その為スリルとサスペンスは更に盛り上ったものになっている。外国人にこの作品が大受けしたと云うのもその点にあるのだろう」フランスで公開されたフランス語になったこの作品は日本公開の翌年の12月に字幕スーパー付きで日本で公開。フランス語版は時たま劇場では公開されていますが、東映チャンネルにリクエストしても「版権がクリアしたら放映可能」と言った答。以前関東では、イギリス公開バージョンに東映が少し手を加えたもの(テレビサイズにトリミング)を放映しています。長さは114分。
The Bullet Train 投稿者:シン  投稿日: 8月25日(日)11時50分43秒
『新幹線大爆破』のアメリカでの公開タイトルで、
このタイトルでDVDも出てます。(っていうか、買ってしまった…)

収録時間は115分なので、
ツカさんが仰ってる“イギリス公開バージョンに東映が少し手を加えたもの”に
近いバージョンかも知れません。
確かに、スピーディーな展開にはなっていましたが、
犯人側の心情的な部分がバッサリ切られているので、
健さんは、ただの凶悪犯になってしまってます。

因みにアメリカ盤DVDは、
一応シネスコ・サイズのワイド版になっているものの、画質は最悪でした。
しかも主演はあくまでもソニー・チバ。(ジャケットでは)
共演は、スー・シオミにケン・タカクラ(笑)。

あの〜、悦ちゃんの出演は、2秒ぐらいなんですけど…。

http://isweb32.infoseek.co.jp/cinema/action70/cinema/action70/

『新幹線大爆破』論争掲載の件 投稿者:忘八者  投稿日: 8月26日(月)23時55分31秒
★古地さん
>良いお返事を期待しています。敬具。
非常に遅いレスですみませんです!『新幹線〜』のカキコ掲載の件当然了解です!
存さんや、他のみなさんの素晴らしい論争は
十分「ひとつのコーナー」になるとい思います!
また、アップしたら教えて下さいね!
しつこく「新幹線大爆破」 投稿者:Hossi-Y  投稿日: 8月27日(火)11時48分47秒
更に3つ、私には変に思える点があります。どうでしょうか?

1)ジュラルミンケースを運ぶ船の手配と船頭。
急に知らされた犯人からの指令で、ジュラルミンケースを運ぶ船が出て来ますが、この船一体誰が手配したの? 警察のはずがないから、犯人側? だとしても、船頭さん(見る限りご老人)くらいは変装した警察官にしないの? 柔道部(?)と同じで、民間人の老人にそんな危険なことをさせるのでしょうか?

2)お金を入れたジュラルミンケースを受取る犯人は素顔。
普通、こういう場合、警察の監視がつくのは当たり前と思います。それなのにジュラルミンケースを受取る犯人は素顔のまま。これでは犯人が逃亡できたとしても、直ぐに犯人の似顔絵が出来てしまいます。

3)柔道部に追われた犯人が逃げる時に使うバイク。
その犯人が柔道部に追われて川に飛び込み、やっと岸に上がります。そしたら、そこにバイクがあり、それに乗って逃亡します。しかし、このバイクは誰のもの? 犯人のものだとしたら、そこからケースを吊り上げる場所までどうやって行ったのでしょうか?(この点については、もう一度再確認して見る必要がありますが。)
まだまだ『新幹線』 投稿者:存 英雄  投稿日: 8月27日(火)23時08分19秒
♪昭和歌謡・焼肉バーベキューOFF会にご参加の皆様♪
いやあ、僕は普段ほとんど「アウトドア」と「早起き」という活動をやっていないもんで、その両方を先日のOFF会では久々に体験し、いい汗・いい運動・いい昼寝が楽しめました(笑)。
>前日『昭和プロレス』のオフ会があってオフ会の連荘だった存さん、疲れの為か、昼食終了後
爆睡状態に突入!
じつは『昭和プロレスOFF会』の6時間ビデオ上映会でも、途中で意識を失い寝ていました。僕の場合「ビールを飲む=寝てしまう」が公式ですので、どうか気にしないでくださいませ。しかも“死んだように眠る”タイプですので、ブロック2個付けて川に投棄するのは止めてくださいね。その程度じゃあ腐乱後に浮かんできますから(忘八者さんの気にされる“ガス発生のメカニズム”については、また今度)。
とにかく楽しい企画を提唱・推進してくださった忘八者さんに、まず感謝。それから見事な料理の腕前を披露してくれた店長Kくんにもサンキュ。あのプルプルした「ゼリー寄せ」と「君の乳輪」を僕は忘れません。
♪Hossi−Yさん♪
しかし考えれば考えるほど、細かい「矛盾点」が出てきますね〜、『新幹線大爆破』は。おそらくあの頃「この映画が半年後にビデオ化されて繰り返し繰り返し鑑賞される」という発想は、当時の映画人の中に無かったのだと思うのです。だから犯罪アクション映画は、ディテールよりも“勢い”と“パワー”優先。でも、『新幹線』の場合ある意味、それで成功していると思えるのは「今回Hossi−Yさんが指摘された3点」について、僕はぜんぜん気がついていませんでしたから(笑)。ディテールにうるさい野郎な僕も、そのあたりはドラマに没頭して、見逃しているのです。そう考えれば、ほんまにパワフルな作品です、『新幹線』は。
で、1)の小舟なんですが、僕は単純に「観光用にその地域をウロウロしている渡し舟か何かを、金をやって犯人があらかじめ手配しておいた」というようなイメージで、あのシーンは観ていました。しかしちょっと説明不足なことは確か。
2)お金を入れたジュラルミンケースを受取る犯人は素顔……ハイこれは犯人役の役者が、自分の顔を隠して演技するのを嫌がったからでしょう。役者は顔が出てなんぼ、ですから(笑)。というのは半分冗談ですが、Hossi−Yさんの指摘を読んで突然感じたのは、かの3億円強奪犯は「素顔を出さないと警官と信用してもらえない。しかし素顔を出すとモンタージュ写真が出回る」という犯罪ジレンマの中で、「目撃者を殺してしまう」という安易な解決策を取らなかった実に“大胆+頭脳的”な見事な犯罪者だということ!案の定、3億円犯のモンタージュは逮捕の決め手とならず、逆に冤罪を生んだりしました。
最近の「キャッシュローン会社放火事件」の犯人は、似顔絵からあっさり発覚していますので、おそらく「白バイ警官の制服・ヘルメット」といった“記号”に気を取られた場合、目撃者の頭の中に瞬間的に記憶される情報量が大半そっちのほうに向いてしまって、肝心の顔への注意力が低下するのではないでしょうか?あのレッサーパンダの男も、犯行後に帽子を脱いでいれば逃げおおせたかもしれません。なにしろ目撃者は、それしか覚えていないくらいのインパクトある記号だったのですから。
すいません、話しがそれちゃいましたが『新幹線』の犯人の場合、顔を出すことが犯罪の成功に貢献する要素は無く、行動がラフすぎますよね。それにしてもHossi−Yさんは山本 圭の犯人についても、むかし逮捕された時と同じ顔のままでいるのはウカツ過ぎると指摘されていましたので、犯罪者の「顔」にうるさいタイプと見ました(笑)。ミステリーではありませんが、藤山直美の『顔』はごらんになりましたか?
3)柔道部に追われた犯人が逃げる時に使うバイク……事故死した後、あのバイクの「過去の交通事故記録」から身元が割れる展開になっていましたから、バイクは本人のものということになりますよね。おそらく、偶然そこにあったバイクを盗んで逃走した!という描写にしたほうが「オイオイ何でやねん」と突っ込まれにくいと分かってはいても、その後のシナリオ上、彼の身元がばれる必要があるために“本人のバイク”に設定したのだと思いまーす。考えすぎでしょうか?
新幹線は止まらない 投稿者:ツカ  投稿日: 8月28日(水)00時33分24秒
★古地@宣伝マン殿
ダメでは有りませんよ、元ネタは元来私が考えた物では有りませんから是非お使いください。このことは知っていると思いますが、この作品は1975年度キネマ旬報ベスト・テン「第7位」同・読者のベスト10「日本映画第1位」ですね。現在このDVDが発売されていますが、発売前に東映が何タイトルか出してDVD化して欲しい作品のアンケートがあり、この作品もふくまれていました。アンケートの結果DVD化された作品の1つに選ばれたのです。
クッククックゥ〜(→) 投稿者:かわうそ  投稿日: 9月 9日(月)05時11分10秒
*忘八者さん
 なんやかやで...こちらでもお久しぶりです。
しかし、少し前にはちと湿っぽい私事を目一杯カキコしちゃい
まして恐縮でした。(^^;
また、そんな書き込みにも丁重かつ心の篭ったレスを頂まして
有り難く思うのはモチロンのこと。感動すら憶えましたです。
返事が大変遅れましたが、ほんとうに有り難う御座いました。
さて、この話題をあんまし引っ張るのもナンですし、この辺で

 またちょっと古い話題を持ち出して失礼しますが...
『新幹線大爆破』公開当時に小学生レベルでは、
和歌山でも「列車が爆発しないのは納得しかねる!」って
話題が騰がりましたかッ!(笑)
かすかな記憶を頼ると、次のような会話を兄弟でしたような...
兄「あれな(新幹線大爆破のこと)、ポスターでは爆発してる
けど、ほんまは爆発せえへんねんで」
私「なんでなん!?」
兄「ほんまもんの新幹線は絶対に爆発せえへんから、
映画んなかでも爆発させたらアカンて、国鉄(当時)が言うてん
ねや」(当時、中学生の兄はどこから仕入れたんだ?この情報)
私「そんなん変やわ!(ポスターは)爆発してるやん!」
兄「爆発せえへん言うたら、爆発せえへんねんや!」
私「うそばっか言うてたら、おかあちゃんに言うたるねん!」
兄「勝手に言うたらええやろぉ〜」
私「ア〜ホ〜、ア〜ホ〜」(走って逃げる私)
兄「.........汗」
...みたいな、ね。(^^;
当然、後に本当に爆発しないんだってクラスの中でも話題
になって、見た目の派手さを求めてたんでしょうねェ〜?
ご指摘の『カサンドラクロス』ラストの崩れた鉄橋とともに
谷底へ落下する列車。絶叫、悲鳴を上げブッ飛ぶ乗客の姿。
列車と言わず高速で走行する乗り物がメインで登場した場合、
おのずと脱線や爆走による激突や炎上を期待しちゃうのは当然
のことで、ましてや当時は小学生で、ポスターにも後ろで爆発
している車両の絵に、題名なんて『〜大爆発』ですよ!
そんな状況下で「爆発しないんです」って言われて、
「色々、事情もお有りでしょうし、仕方ないですなァ〜」等と
納得してくれる物分かりの良い小学生は少なかったと思う。

 私なんて今でも、『大陸横断超特急』の駅に突入する場面や
列車同士が正面衝突する『暴走特急』にはガンガン燃えます!
そんな多少なりにも「忍」の心を修得した(はず:汗)現在で
すら「これ」ですから、『タワーリングインフェルノ』の火災
は、実はリチャード・チェンバレンの悪夢でしたって「オチ」
が仮にあっても(笑)、火災場面を十分に見せられた後だから、
小学生当時なら以外に素直に受け入れたでしょう。(そうか?)
でも、いかにもな「爆発」を全面に持ってきていた『新幹線』
で何も派手な場面が起こらないなんて、大げさだけれど、
小学生では「裏切り」に等しい感情が起こったんでしょうね。
(犯人と警察側の息詰まる駆け引きを楽しむには幼すぎたっす)

 最後に、『怪人フー・マンチュー』はピーセラ主演の遺作?
じゃなく、ご指摘どおりのクリストファー・リー主演のです。
それから『ミッションスターダスト』ってのは、
(だいぶ前にでも)ビデオが出ているやつなんでしょうか?
それとも、CSかで放映されたやつの録画テープですかね?
私も『火を噴く惑星』のDVDは金銭面に余裕出来次第に購入を
考えていますので、それに勝るとも劣らないチープSFで、
私がまったく知らない題名なもので、気になって気になって。

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