地獄の門 サンゲリア ビヨンド ゴーストキラー ホラーハウス
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邦画編 01

「女高生 天使のはらわた」
★★★★
暴走族上がりの村木は、相棒の梶とレイプ・強盗と悪事を繰り返していた。梶が選んだ次の獲物は女高生の名美だった。

監督 曽根中生
これはスゴイです。原作をお読み下さい。科白、状況設定が全く同じです。それどころか、カメラアングルまでが劇画通りだったりします。監督は余程この原作に惚れ込んでいたのでしょう。ただ残念な事に(何故か)ラストの1ページが再現されていないのです。古地はここが一番カッコイイ場面だと思うのですが。
「天使のはらわた 赤い閃光」
★★★
夢遊病に悩む土屋名美がホテルで目覚めると、隣に見知らぬ男の死体が…
異色の劇画家、石井隆原作・監督作。氏が作るキャラには必ず「土屋名美」「村木」という名が付きます。なにかトラウマでもあるんでしょうか?主演は川上麻衣子根津甚八。エロいシーンがてんこ盛りです。なかなかの傑作サスペンスです。ラストはスプラッターホラー。
「狂い咲きサンダーロード」’80
★★★
架空の都市で、暴走族同士の熾烈な戦いを描く。
主演 山田辰夫、小林稔侍
インディーズ映画?画面が汚いのですが、ワザとそういう風に撮ったのでしょう。主演の山田辰夫がいいです。吉川コウジ主演映画「すかんぴんウォーク」でもいい味出していました。ラストの意外な展開に○。
「昆虫大戦争」
★★★
昆虫の大群が人間を襲う、動物パニック映画。
川津祐介、新藤恵美主演。
日本の特撮パニック映画の中では1番、怖い映画でした。実物大の小さな虫ってとこがへんにリアリティあります。絶望的なラストに(いつもは嫌いなのですが)なぜか納得。
「惑星大戦争」
★★
地球を侵略者から守るため、戦艦「轟天」が宇宙へ飛び立つ。
森田健作、浅野ゆう子、沖雅也出演。
どこからどー見ても「宇宙戦艦ヤマト」です。どっちがパクッたんでしょうか?全体的に作りが安っぽいです。ラストはアレは「ドメル将軍」のドリルミサイルですよね?浅野ゆう子が今からは想像も出来ないくらい可愛らしいです。
「スター毒殺事件」
★★★
天知茂扮する映画スターは、婚約者をライバル俳優に奪われ、復讐を決意する。
モノクロ映画。実に哀れな、悲しいドラマです。殺人を企てる主人公の人気スター(天知茂)は、心底悪い人間では無かったために、悩み、苦しみます。本当に悪いヤツは、殺される側の(女たらしの)2枚目スターの方なのです。なのに、元恋人には恨まれ、気も狂わんばかりになってしまうのです。あぁ、無情
「悪魔が呼んでいる」’70
★★★★
理由も解らずに突然、会社をクビになり、アパートを追い出され、婚約者からも捨てられたOLの前に、自分の夫だという見知らぬ男が現れる。
普通のOLに突如、襲いかかる恐怖のドラマ。主演は酒井和歌子、新克利。謎が謎を呼ぶ展開に胸が躍ります。オカルトっぽく見せていますが、超本格ミステリーです。謎解きあり。
「蛇娘と白髪魔」
★★★★
養護施設から金持ちの家に引き取られた娘。しかしその家には、いないはずの姉「たまみ」が待っていた。
モノクロ
映画。楳図かずお原作「あかんぼう少女のろいの館)」の映画化。マニア必見です。初っ端からメチャ怖いです。オカルトっぽいストーリーですが、実は本格ミステリーなのです。しかも、ちょっぴりメルヘンだったりします。ご家族で楽しめます
「東京フィスト」
★★★★
婚約者を元同級生のプロボクサーに奪われたサラリーマンが、復讐のため、ボクシングを始める。
鉄男」の塚本晋也が監督・主演したサイバーパンク映画。「鉄男」より遙かに面白いよ。塚本監督自身は、普通のボクシング映画を撮ってるつもりなのかも知れませんが、どー見てもバイオレンス・ホラーです。普通に暮していた人たちが、どんどん狂っていく描写は見事です。古地の予想を裏切り続ける展開に脱帽です。
「文学賞殺人事件」
★★★
ふとした事から同人小説を書き始めた男の処女作が、文学新人賞の候補に挙がった事で起こる喜悲劇。
佐藤浩一、蟹江敬三、石橋蓮司
出演。
原作者は、差別問題で自ら筆を折った筒井康隆(現在は復帰)。役者としての活躍も目覚ましく「ステーシー」では切れたガイキチ博士を好演してます。これは面白いです。笑っちゃいます。ラストは血みどろホラ〜です。石橋蓮司に騙されて、バージンを喪い、妊娠し、自殺してしまう女高生役の娘が可愛かった。誰だったけ?あの娘。
「学校の怪談2」’96
★★★★
田舎の学校へ遊びに来た東京の子供たちを待っていたのは幽霊軍団だった…。
前回、学校の先生役だった野村宏伸が、今回は泥棒役です。前半つまんなくって、やっぱり「」はダメかぁ、って思ったけど、後半は、スゴイです。岸田今日子を見るだけでもレンタル代の価値があります。「バトルロワイアル」の前田亜季が出演してます。
「学校の怪談」’95
★★★
学校に閉じこめられてしまった子供たちに幽霊が襲いかかる。
先生役の野村宏伸が好演してます。ジェットコースターホラーです。息つく暇も無しです。でも「トイレの花子さん」の方が面白いと思います。
「鉄男2 BODY HAMMER」’92
★★★★
子供を目の前で殺された男の躰が金属に変わっていく…。
塚本晋也監督作。「鉄男」の続編…ではないようです。「鉄男」はめちゃめちゃで訳が解りませんでしたが、「」はストーリーがあるようです。愛息を惨殺された親の怒りが良く出ています。お薦めです。
「シベリア超特急2」
★★
シベリア超特急」の続編。前作を見て無くても大丈夫です。「」のようなふざけたオチはありませんが、相変わらずの情けないミステリになってます。前回、主演女優さんの肉声でトリックがバレてしまったので、今回はそこんとこを注意して演出したようですが、かえって拙くなってます。ミステリー作家に原作を依頼した方が賢明だと思います。
「本陣殺人事件」’93ATG
★★★
結婚初夜に新郎新婦が惨殺される。現場には3本指の爪痕が残されていた。
横溝正史原作の映画化。鬼才高林陽一監督作。金田一耕助役はなんと中尾彬!(昔は二枚目スターだった)ジーンズ姿の金田一なんて他にはないですよね。おどろおどろしさは天下一品です。
■ネタバレあり■
「帝都大戦」’89
★★
終戦間近の帝都に、再び、平将門の化身、加藤保憲が甦る。
帝都物語」の続編です。香港映画のスタッフによる、ワイヤーを使ったアクション映画になっちゃいました。原作と180度違う脚本に激怒です。ルーズベルトの呪殺に成功し、「勝った、勝った。」と歓喜する日本へ原子爆弾が。というラストが、なんであーなっちゃうの?
「オールナイトロング2」

前作とは何の関係もない作品です。内容の非道さもさることながら、フィルムで撮ってないのでもう何をかいわん、です。前作が良く出来ていたので、期待しすぎたのかなぁ。「」は門松かのりが出演してるらしいけど、見る気がしません。
「憲兵と幽霊」’58新東宝
★★★★
男は、女と金を手に入れるため、国を売り、殺人を繰り返す。
モノクロ映画。製作、大蔵貢。最兇な悪役を、古地の大好きな天知茂が演じています。ラストの死者たちが甦るシーンは、ゾンビ映画さながらです。
「怪談残酷物語」’68松竹
★★★
高利貸しの座頭を殺した旗本の血筋が呪われていく。
モノクロ映画(一部カラー)。主演、田村正和。エログロ怪談映画。田村正和が最兇な悪役を演じてます。オムニバスっぽい作りになってます。ラストの悲惨さも、いい感じです。
「少女地獄1999」JHVビデオ
★★
父親の暴力に耐えられず、家出をした母親。姉は父親に犯され、少女の家は地獄と化した。
前出のAVメーカーが作っただけあって、凄まじいです。エログロさが、数段アップしています。スケベ根性で見てしまいましたが、この手のシナリオには、心底、反吐が出ます。(じゃあ見るなよな、は無しで…)
「無惨画」JHVビデオ
★★★
売れないアダルトビデオ女優が失踪する。惨殺され、ビデオに撮られたという噂が流れ、女性レポーターが取材を始める。
真面目に見ていればラストの展開は読めていたと思うけど、アダルトビデオメーカーが作った作品なので、油断しました。(なにせ、エロシーンがスゴイので…)けっこう面白い作品だと思います。
邦画編 01

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